BOMB(1997.12) |
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賛 ・基本的にそのアイドルが自分で決めたことなら、それはそれでいいと思います。私は菅野さんのファンではないけれど、写真集を見た限りでは、素直にキレイ、素晴らしい作品と思えた。もし、今回の件で少なくともマイナスのイメージを感じている人がいるのであれば、写真集を見てほしい。 ・マスコミはカンちゃんの写真集についていろいろと憶測していたみたいだけど、本人も家族も納得した上で出版したんだから問題ないと思う。ボムの『色紙テーマパーク』を見ても個性豊かな感性の持ち主。この写真集でマスコミを騒がせたように、これからも僕たちアイドルファンを"あっ"と驚かせる素敵な女優さんになってほしいと思う。予期せぬことをやってくれるやってくれるところがカンちゃんの魅力。今後の変化にも期待しているゾ!。 ・ヘアヌードになることがそのアイドルの意志ならば、それを受け止めてあげることが大切だと思います。カンノの場合は「自分を見つめ直す」というテーマがあったので、僕はそれを信じて写真集を買いました。そして、その「自分」がシッカリ表現された作品だったと思いました。 ・カンちゃんの写真集、僕は大好き。何もヌード姿がいいのではなく、すべてを見せているというてんが好きなのです。普通の女の子の表情をするカンちゃんの姿、これぞ写真集だと思いました。写真集でつづるエッセイのようだった。 ・ヘアヌード嫌いの僕は、菅野さんの写真集を「なんかグロそうだな・・・」と勝手に想像していたのですが、実際に見てみると、いままで露出しなかったのが惜しいほど。いや、むしろこの時のために温存していたといわんばかりのキレイな体をしていらしたのはうれしい誤算でした。むろん、それは表面的だけじゃなく、心の内を察する重要なヒントとなる写真集後僕は思っています。本人が何年か後、あるいはすでに後悔しているのならば、それを取り払ってあげることが"変わらぬエールを送り続ける"ということにつながるんじゃないでしょうか? ・菅野さんの写真集、内容は実に素晴らしく、そこには"アイドル・菅野美穂"の姿があった。芸能人といえども、菅野さんはまだ20歳になったばかりの女の子なのである。そんな女の子がカメラの前に裸体を晒し、見たこともあったこともない私たちの前にその裸体を見せる・・・。これ以上、勇気のいることはこの世に存在しないだろう。 ・オレは雛形明子ちゃんのファンなんだけど、もしヒナがヘアヌードになったら、もちろん予約してでも写真集を買う。そして見る・・・。その後は特に何も変わらない。つまり、ヘアヌード写真集を出しても騒がれるのは、ほんの少しの間だけ。でも、ヘアヌードになるのなら自分の宝物になるようにつくってほしい。 ・好きなアイドルがヘアヌードになっても僕はいっこうに構わないと思います。多分、その写真集や一部が掲載されている雑誌を買いあさると思います。人間はもともと裸で生まれてきたのですから。ヘアヌードは自然な姿だと思っています。 ・アイドルだからってヘアヌードを出しちゃいけないことなんてない。ファンにすれば見たい人、見たくない人、それぞれいると思う。だけど、人気が下がって脱いでみる情けなさよりも、一番いいときに見られた方がいいんじゃないかと思う。好きなアイドルが脱いでヘアヌードを見ても、いいところ、悪いところ全部含めてファンでいられると思います。ファンの理想でアイドルを固めちゃかわいそうだ。 ・アイドルのヘアヌード、いいと思う。以前は「売れなくなるとすぐに脱ぐからなぁ」と、いいイメージがなかったけれど宮沢りえちゃんが突然脱いだときからイメージが変わった。世間で認められているアイドルは、ヘアヌードになったって神々しいほどに美しいし、自身のある顔をしている。ぼくはりえちゃんにしてもカンちゃんにしても、写真集を出してからの方が好きになった。 ・「いいところも駄目なところも残しておきたい」という菅野さんの言葉を聞いて、シッカリした考え方があるんだな、と思いました今回の写真集はただのアイドルの商品としてではなく、彼女自身が考え、信念に基づいて決心した結果なんですね、きっと。これから、女優として向上していくためならば、そんな彼女に気持ちを理解したい。
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否 |