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週刊宝石(1998.1.8-15)旬のひと"今、欲しいのは食器洗い機(笑)さくらやで見たら高いんですよ"

97年、最も注目を浴びた女性といえば、菅野美穂。ベストセラーとなった写真集『NUDITY』をはじめ、彼女がメディアを賑わさなかった日はない。そんな彼女が、1月スタートのドラマ『DAYS』に主役のひとりとして登場。98年も、次々と話題を提供するカンノから、目が離せない!

「ドラマ『DAYS』は、東京に夢を描いて上京してきた地方出身の男女6人の物語です。漠然とした理想を持ち、その実現のために努力はしているんですが、とても夢においつきそうもなく、そのギャップに思い悩んでいる。でもなんとなくごまかしながら日常をやり過ごしているというか。一種の青春グラフティなんです。ふとしたことから出会ったそんな6人は、お互い悪口言ったり、けなし合ったりしながらも一緒にいるという間柄。仲よしというのでもなく、お互いを必要として集まってるわけではないんですけど。みんな未熟者だけど、共感できるようなところもあって、『もっと頑張れ!』と声援を送りたくもなる。回を重ねるごとの6人の成長を楽しみにしていてください。

演じるのは、長瀬智也さん、中谷美紀さん、金子賢さん、小橋賢児さん、MIKIさんと、私の6人です。同世代ばかりの撮影現場なので、バランス感覚が難しいですね。仲がよくなりすぎても"なあなあ"になってしまうし、悪くなるのは絶対にいけないし。緊張感を残しつつお互いがリラックスできるような雰囲気を保てるのがいちばんですけど。橋爪功さんは、6人の溜まり場になってる定食屋のおやじさん役。6人を俯瞰しているみたいな大人の人!」

以前は水着撮影もイヤで、みんなを困らせたのに―

12月8日・月曜
午後6時、川崎で『DAYS』のロケ。成人式のシーン。雨で1シーン撮影できず。着慣れない着物は疲れる。

「私が演じる菜々子は、すごく真っすぐ。好きな人ができるとその人を中心に生活が変わってしまうような恋愛至上主義の女の子で、恋にどんどんのめり込んで仕事が手につかなくなってしまう感じなんです。好きな人に向かっていける強さや素直さはかわいいし、共感できるんですが、私と菜々子が近いという感じはしなかった。役になりきろうとしたときもあったのですが、今は、役と自分は別の人という考えで、比べたり並べたりせずに取り組もうとしているんです。台本は人間が作ったフィクションですから、表面的には突飛なシーンもあるでしょ。その中に真実を発見していかなくてはならないので、大変な時もあるんですね。今は、これはドラマなんだ、と思って演じています。

スペシャルドラマ『君の手がささやいている』(テレビ朝日系・12月15日放映)では、耳の聞こえない女性を演じました。今まで、ないものをあると仮定してお芝居するってことはよくあったけど、聞こえているのに聞こえていないように演じるのは難しかった。自分ではきちんと演じているつもりでも、画面を見ると"耳は聞こえているのに口の聞けない女の子"になっているようで。体の不自由な人たちが見て”きれいごと”にならないように、と思っても、メッセージを画面から投げかけることは、すごく勇気のいる重みのある仕事なんだと痛感しました」

12月9日・火曜
午前7時、『DAYS』ロケ。途中で製作発表。エキストラ300人と報道陣250人の大人数!

「97年は、初めての舞台、連続ドラマ、写真集『NUDITY』、秋に映画をこなし、単発ドラマが2本。そして今、『DAYS』をやらせていただいています。切れ目なくお仕事の台本をもらっていました。箇条書きにしてみたら、すごくいろんなことがあって、それだけでも多くのものを吸収できて幸せな1年だったと思う。特に、写真集発売後の周囲のリアクションが自分にはすごく大きかった。このリアクションは、絶対にこれからの私を作っていく要素になると思ったので、聞かれたことには正々堂々と答えるつもりだったんです。マスコミの怖さを知らなすぎたなとも思う。見なくてもいいものを見た部分もあったけど、とてもいい勉強になりました。以前は水着撮影もイヤで、わがままを言ってみんなを困らせたこともあったのに、今はそういう自分を見てみるのもありかなって、考え方が変わってきたんです。それだけでも自分にとっては大きな変化だと感じますね。自分自身の中ではそういった順序があって、少しずつ展開していったんですけど、知らない人から見ればすごく飛躍した印象があるんでしょうね。でも自分の中では整理がついてました。だから"関係ない"って感じです」

小学生向け雑誌のサンタ特集を見て、「大人の策略だ」と!

12月10日・水曜
午前6時、表参道で『DAYS』のロケ。3日連続の着物での撮影。少し慣れた感じ。

「母親がクリスチャンなのでクリスマスは毎年、家族で教会へ行き、賛美歌を歌ったりして過ごすことが多いんです。幼稚園のころ、教会の日曜学校に通っていたのにクリスマスの行事をよく理解してなくて、クリスマスの朝、枕元にお菓子袋が置いてあるのを見て、おばあちゃんの仕業だと思ったんです。孫を喜ばせるために持ってきてくれたんだと思って『おばあちゃん来たの?』と聞いた覚えがあります。たぶん、両親がサンタクロースのふりして置いたんでしょうけど、何も知らなかったのでわからなかった(笑)。サンタクロースを信じていたのは小学校2年生ごろまで。小学生向けの雑誌でサンタの特集をやってて、それを見て『これは大人たちの策略だな』と思った。子供に夢を与えてるんだなって。絵とあまりに違うの、サンタの写真が(笑)。"オーストラリアのサンタは水着を着て子供たちに届けるんだよ"と書いてあったけど、『ひと晩じゃ届けられないだろう!』とか思った。現実的な子供でしたね」

12月11日・木曜
午前8時、『DAYS』初めてのスタジオ撮影。まゆみ(中谷美紀)との共同生活のアパートのシーンから。

「子供のころは元気がよくてわがままなくらい気が強かった。たまに教会に行くと、『こうなるとは思わなかったよ』って言われます。芸能界でお仕事することも含めて、性格的にも信じられないみたい。漫画家になりたいと思ったころもあったけど、普通にOLになって結婚していくんだろうなと思っていました。でも中学のとき、ファッション雑誌のオーディション告知を見つけて、応募してみたんです。締切り1週間前でギリギリだったんですけど。両親もまさか受かるとは思わなかったから、あまり相手にしてませんでした。みんな一度は憧れるじゃないですか。そういう時期だったんでしょうね。友達も一緒に応募するってことだったので、イベントに参加するノリだったんですよ」

12月12日・金曜
午前6時、川崎で8日に撮れなかったシーンの撮影。今週は着物づくし。昔の人は大変だったんだなと改めて感じる。

「芸能界のお仕事を始めたのは高校生のころ。学校は女子高で楽しかった。みんなすごく個性的で変わっていて、私なんかよりよほど芸能界に向いてるコばかりという感じでした。3年間ずっと同じクラスだったので、すごく支えられた。いじめられたりしたら、そこでまた人生変わってたかもしれないし。お昼休み、校庭でのバレーボールも思い出のひとつです。勉強合宿というのがあったんだけど、みんな勉強しないでお互いの部屋を行き来して、それもすごく楽しかった。その学年の中で私のいたクラスはちょっと問題があるような集まりで、定期テストごとにうちだけ合宿してたんですよ(笑)」

写真集の私の部屋、汚いでしょ(笑)見た目と違うんです

12月13日・土曜
『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)、『志村ケンのバカ殿様』(フジテレビ系)の収録。初めてのカツラ、初めての時代もの。またもや着物だ。

「大学1年と高校2年の弟がいます。今でもたまに話しをしたり、うちに来たりもするけど、昔は母親に『男が3人いる』と言われてました。実家を出てからですね、ケンカをしなくなったのは。やっぱり離れてみて、たまに会ったりするとかわいいなぁと思ったりします(笑)。好きな人のことも話してくれるし、私が実家に帰るときはわざわざ車で迎えにきてくれたりするんですよ!どこかで、こういう仕事をしてるから守ってあげよう、みたいに思ってくれてるところがあるのかもしれない」

12月14日・日曜
『DAYS』の撮影で、午後からのスタジオ入り。午前中、買い物に出かけた。楽しかった。

「最近、マネージャーさんがロングヘア・チワワという犬を飼い始めて、事務所内のアイドルになってるんです。本当にかわいくて、私も飼いたいなあと思ってる。でも今、いちばん欲しいのは食器洗い機なんですけど(笑)。この間、さくらやに見に行ったら、結構高いんですよ。5万円ぐらいする。何かが欲しいって言うとファンの人がくれたり・・・・・なんてことはあまりないですね。ぬいぐるみなんかは送ってくださるんですけど。私って部屋にぬいぐるみがあるイメージみたい。私ぐらい見た目と考えてることが違う人間ってあまりいないんじゃないかな。写真集にある私の部屋、汚いでしょ(笑)。そんなもんですよ」


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