写真家・宮澤正明氏に緊急インタビュー 菅野美穂の「キメ細かく白い肌」

宮澤氏が表紙を担当していることもあっての独占インタビュー。秘密主義を通したことについて「ウワサが流れて、”ヘアヌード撮影中”と報道されてまで、

やれるコじゃないですからね。写真集が公になって以来、僕のところはブーイングの嵐ですよ。」(そりゃそうだ(笑))出会いは菅野が高校三年生の頃。「

何もかもがすごくフィーリングが合った。将来性、人間性など、光るものを持っているな、と思いました。もっと長いスパンで”記録”として彼女を撮り続け

る事ができれば、と。そこで、年明けに事務所に頼んで、個人的に撮らせてもらうことになった」そうだ。あるとき菅野から「女優である前に、ひとりの女

性、人間でありたい、と悩みをうち明けられた。そこで、この”記録”をどこかで彼女がなくしてしまった青春や、十代の彼女を取り戻す、”自分探しの旅”

にしようと話し合った。」(うーん、やはりそうだったのか・・・)二月にロスで偶然出会った時、菅野の方から『以前お話のあった件(身も心も裸になって撮

ってみないか、と口説かれた件について)ですが、一度、撮ってみたいと思うんです』と申し出て来た。ヌードは六月上旬に、十日間ほどで完了。沖縄ロ

ケの話もあったが「”素の部分”を出すのに、きれいな海に行ってもしようがない」のでこのような形になった。「つくり笑いが嫌い、という彼女の笑顔を撮

るために、僕もバカをいって、一緒になって楽しんだ。非常にセンシティブな彼女は、悩み事を話してるうちに、目からスーッと涙がこぼれ落ちる。そこま

で、ひたすら待った。だから話している時間の方が(撮影より)すっと長かった。」ウワサについては「基本的に、男と女の距離感で撮らないと、見る人に

波及効果がないと思うし、こういう写真は撮れない。そういう疑いをもたれるのは仕方ないことですし、そういう絵が撮れたことは成功。嬉しいですね。」と のこと。-1997.8.30-


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