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TV LIFE(99.4.16)菅野美穂がナビゲートする『恋の奇跡』

ドロドロの世界を新たな表現で・・・

芸能界を舞台に、葉月里緒菜と菅野美穂が激しい女のバトルを 繰り広げる『恋の奇跡』。”悪魔のような女”を演じるカンノに 役への意気込みとドラマの魅力を語ってもらった。

 今回の『恋の奇跡』って、面白くなるかならないか、すごいスレスレのような気がする。面白い作品ってスレスレじゃないですか。新しいことをやろうとすれば、失敗する危険は高いわけだし。

 内容はすごくドラマチックで、ドロドロした世界。分かりやすいと思うんですよ、女が欲望をむき出しにしてぶつかり合うっていうのは。そういうのを求める人も多いし、だから定番みたいに成立してるんだと思う。その定番の世界を、いかにありきたりにならないで新しく作っていくかですよね。

 だから、演じる上でのテーマとしては、ドラマチックな流れにはなるべく乗らないようにしたい。分かりやすい表現はやめて、「この人、何考えてるんだろう?」って思うくらい表情を落として、解釈は見る人にゆだねるようにしていけたらいいなって思いますね。

 私、葉月さんが相手役っていうのも、すごく面白いと思うんですよ。まだ一緒のシーンを1度しか撮ってないんですけど、すぐに打ち解けられて。彼女、お芝居に対してすごく熱意を持ってるんですよ。私なんかより全然。葉月さんも今までは気の強い女性という役が多かったから、この役にはやリがいを感じてらっしやると思うし。対決シーンは楽しみですねえ。

 私が演じる雪乃は、ルール違反してでも欲しいものは手に入れるというコ。子供の言い分だとは思うけと、ポリシーはしっかりしてるから、葉月さん演じる(ポリシーのない)妙子よりは共感できますね。欲望むき出しに生きるのは、下品で恥ずかしいことだと思うけど、雪乃はあきれるくらい堂々としてる〈笑)。変に”実はいいコなんだよ”っていうのもないしね。

 ホントに悪い女って、何もしないのにイヤらしいじゃないですか。そこのリアルな見せ方は・・・難しいですよね。結構、雪乃は自分から動いちゃうんですよ(笑)。だから、今まで以上に考えて演じなきゃなあって思いますね。

 結局、雪乃も妙子も心が弱い人なんだなあと思うんですよ。それがお互いに憎しみ合って、ぶつかり合っていくうちに、相手に刺激されて変わっていく。『恋の奇跡』というタイトルは、恋をしたり、キレイになったりすることで、女のコは変われるってことなのかもしれないけど、私は自分を変えられるのは、自分自身しかないと思う。そのきっかけとなるのが雪乃にとっては妙子で、妙子には雪乃なんじゃないかな。


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